研修実施責任者 副院長 長谷川 将
霧島市立医師会医療センターで研修医を目指す皆様へ
霧島市立医師会医療センターは、その名が示すがごとく建物を霧島市が管理し姶良地区医師会が経営する“公設民営”の、医療対象人口21万人の霧島・姶良地区の急性期医療をはじめとする診療科数13、病床数254、常勤医師約30名の中核病院であります。県の推奨もあり、平成26年9月に厚生労働省から基幹型研修病院として認可され大変光栄であります。
これまで当センターは、協力型研修病院として多くの研修医の先生方に地域に密着した一次から三次までを担う医療を体験していただき好評を得ておりますが、当院は都市の大病院では経験できない、当地区医師会の先生方との密接な連携を介し common disease を含む様々な疾患に対する医療を十分体得していただけるものと自負しております。
エコー、内視鏡等の技術の習得も大切ではありますが、病歴聴取、身体所見のとり方、患者様との接し方等医療の原点に戻る、決して jump education にならない研修を目標とするカリキュラムのもと指導していきたいと考えています。当センターには各科専門医も多数在籍しており、医局内でのアットホームな雰囲気の中各科との連携を深め、様々な専門領域を経験し知識を得ることも可能です。
当センターでの臨床研修では、センター全職員が先生方をバックアップさせていただくと同時に、貴重な人生の一時期を霧島の地で過ごせたことが、その後の人生に決して無駄にならない“何か”を与えられるものと確信しております。